「眠気をなくしたい」という時に押すツボ
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仕事中にウトウト…眠気に勝てないのは自然なこと。どうしても今は起きなきゃ!そんな時に押すべきツボをご紹介します。
つじた先生!仕事中もう眠くて耐えられないよ!なんかいいツボないの?
あるよ!即効性があると言われているツボから紹介するね!
今すぐ眠気をなくしたい時に押すツボ
頭のてっぺん「百会(ひゃくえ)」
このツボは頭のてっぺんに位置するツボです。両耳から頭にそってまっすぐ上に登っていき、中央でぶつかる所にあります。
押した時に「キリッ」「ピリッ」っという具合に少し痛みを感じる所を探して30秒~1分ほど押してみてください。少しくぼんでいる方もいます。
この百会というツボは、強く刺激することで体中の“気”を頭部に集めてくる作用があるので、眠気の一時的な解消に繋がると言われています。
逆に、弱い刺激はよく眠れるようになるツボと言われています。眠気をとりたい場合は強めに刺激してみると良いです。
会議中なんかだとバレないように指圧するのは難しそうだね。
鼻の下「人中(じんちゅう)」
鼻の下の溝にあるこのツボは、人差し指あるいは中指で押さえます。
このツボは、「気つけ」のツボとして有名で、まだ医療が発達していなかった大昔から、病気で倒れて意識不明の人を助けるために使われていたツボでもあります。
「ジーン」「ズーン」と痛みを感じる程度の力で30秒~1分間ほど押してみてください。
口元に手を添えて、なにかを思案している…ように見せかけて押すっ!
中指「中衝(ちゅうしょう)」
このツボは細かく言うと「人差し指側の爪の角から2mm離れたところ」にありますが、反対の手を使って、指先をギューッとつまむようにすればOKです。
これも30秒から1分間ほど圧迫します。指先は痛覚・触覚が鋭く毛細血管も豊富に存在するところなので、うっ血で指先が青く変色しない程度にしてください。
これはシレッと刺激しやすくて実用的だね!
膝裏「委中(いちゅう)」
膝裏の中央にあり、しばらく押さえていると動脈が「トクンットクンッ」と拍動してくるのが、上手く抑えられているサインです。
他のツボ同様に30秒~1分間ほど圧迫しますが、押さえていると「ジリジリ」と痺れるような痛みを感じることが多いです。
これは膝裏を通っている神経を圧迫しているからなので、押し終わった後に強く痛みが残らない程度に圧迫してください。
あっ、机の下にペンを落としてしまった…みたいな感じで!
なぜ眠気に効くのか?
こういうツボは何で効くんだろう?
頭のてっぺん、鼻の下、膝裏、普段あまり触れられない場所は触られた時に過敏に反応して脳へ感覚を伝えようとするんだよ。
確かにどれも独特な痛みがあるよね。指先は?
手先は触覚・痛覚・圧覚などを感じる「感覚受容器」と言われるセンサーが最も多いところだからだと思う。
「脊髄視床路」という神経の系統によって、感覚刺激が脳へ伝達されることで目が覚めるという仕組みだよ。
よく分かんないけど、よく分かった気がする…!
日中に眠くならないようにするツボ
先生、そもそも日中に眠くなるのを防ぐにはどんなツボを押したらいいの?
寝る前に押すとよく眠れるいいツボがあるよ。
首の周り「風池(ふうち)」
このツボは「耳の後ろの骨が出っ張っているところ」よりも内側で、いわゆる
“ぼんのくぼ”の外側にあるくぼみにあるツボです。
くぼみになっていて、押すと気持ちの良いところを探して寝る前に1~2分ほど押すとよく良く眠れると言われています。
とりあえず首まわりをよくマッサージすればいいわけだ。
そうだね、他にも安眠に効果的なツボはいくつもあるから、もし不眠などでお困りの方は一度 ご自宅でマッサージ を試してみて下さいね!