細くするはずが…むくみの解消でやってはいけないこと3原則
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お水はしっかり飲むべき!?など、むくみ解消に「いい方法」はたくさんありますが、知らないのまま「悪い方法」をやっている可能性も…。脚をパンパンにしないための3原則をご紹介いたします。
つじた先生!むくみの解消法を教えて!
マッサージや運動が良い!けど、むくみの解消法で大事なのは、やってはいけないことを絶対にやらない。これが本当に大切なんだ。
え、やってはいけないことがあるの!?
そう、ちゃんと押さえておかないと逆効果だから覚えておいてね。
むくみの解消でやってはいけないこと3原則
1.痛いマッサージ
脚痩せサロン・エステ等においては「セルライトを潰す」「固くなった老廃物を取り除く」というような表現で皮下組織をギューギューと潰すようなマッサージを推奨されていることもありますが、これらはあくまで「脚を細くする」ことが目的であり、むくみを良くするという点では逆効果になります。
なぜなら痛いマッサージを行ってしまうと、体の組織が壊されることによって炎症が起こってしまいます。
炎症が起こると、血管内の水分が細胞の間にたくさん放出される為、その結果、周囲は腫れぼったくなってしまい、むくみの改善ができないからです。
痛ければ効く ってわけじゃないんだね。
2.飲む水の量を減らす
脚のむくみは体内の水分が溜まった状態ですが、医療的に水分量を減らす場合以外において、水を飲むことを控えるのは、むくみを良くするという点では逆効果になります。
体内全体の水分量が減ると、脳から水分代謝を抑制するホルモン(バゾプレッシンという)が放出されます。
これは「これ以上、体内の水分を減らしてはいけない!」という指令なので、体内の水分代謝量が下がり、脚などにあるリンパ管からの吸収率も下がることで、むくみが解消されにくい状態となりやすいと言われています。
水分を控えた方がいいのかと思ってた…
3.強すぎる加圧
適度な加圧はリンパ管からの吸収を促進してむくみの解消に繋がりますが、適切な圧ではないと逆にリンパ管からの吸収を妨げてしまうことになります。
リンパ管の入り口は、皮膚が大きく動くことで連動して大きく開く構造になっているので、強すぎる圧迫は本来の皮膚の動きを抑えてしまう為、むくみ解消に繋がらいない場合があります。
また、脚の水分はリンパ管だけでなく静脈からも吸収されますが、静脈も圧迫してしまうと心臓へ戻る血液量が減って、脚から戻る水分も減ってしまうことになります。
ただし、圧痕(親指で押した後に残る指のあと)が深く出てしまうくらい病的なものは、弾性包帯でガッチガチに巻くこともあります。
意外と知らないむくみ解消法
お水をしっかり飲んで、優しくマッサージするのがいいってことだね。
うん、あと最後にもうひとつ。マッサージの時には深呼吸をすること。
へぇー、深呼吸とむくみはどういう関係があるの?
リンパ管の入り口は、頑張っても1分間に5回くらいしか開かないんだ。だけど深呼吸をするとそれが10回…つまり倍のペースで開くようになるというデータがあるんだよ。
せっかくマッサージしても、吸収されないんじゃ意味ないもんね。
そうだね、「もっと効果的な施術を受けたい!」という方はご自宅でマッサージを受けてみてくださいね。
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